みんなが共に育つために
(共育ち)

子どもを通して、共育ちの拠点となる
居場所づくりをめざして

01共育ちの居場所づくり

保育園と家庭の関係は、一方的な依存的関係ではなく、共に学び合い育ち合う関係が望ましいと考えます。保育園からの子育てサービスを受ける一方で、家庭からの情報や相談は、保育者を鍛えスキルアップにつながります。疾病・事故、感染症の予防対策、食事・献立、しつけなど、子どもへの不安や悩みに対して、共に学び合い育ち合いたいと思います。そのために私たちは、誰もがここに来ると、ホッと安心し、そして、何かと出会い、それで何かをやるきっかけを見つけ、元気をもらえる、「子ども」を通して、共育ちの拠点となる居場所づくりをめざしています。

02家庭への子育て支援

保育園の持つ機能を積極的に生かし、望ましい子育ての知識や情報発信を行います。園で相談窓口があることを広く周知し、個別相談にも対応しています。そして、気軽に相談できる環境づくりのために、地域の親子が園で楽しめる地域参加型のイベントも企画して行きたいと思います。

03地域とのかかわりと連携、協働

私たちは積極的に地域とのつながりを求め、世代や立場を超えて共育ちする場を提供していきたいと思います。親や多世代の保育参加をはじめ、小学校と連携、中・高の体験学習生の受け入れ、多くの地域の人達と交流し、お互いを理解し合い支え合う“つながり”をつくることが保育園としてのもうひとつの役割だと考えるからです。その役割を果たすことで、豊かな子育て環境が生まれ、地域の人たちが安心して元気に暮らせるまちづくりにつながることを望んでいます。

小学校との連携

私たちは、保育園での幼児期小学校児童期の教育活動をつながりで捉え、保育園と小学校との連携・接続のための配慮を進めていきたいと思います。今後取り組むべきこととしては、幼児期にふさわしい生活を通して、探求的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うようにすること。保育園児と小学生の交流、お互いの職員同士の意見交換、そして情報共有や相互理解など、保育園での子どもの生活が小学校にうまくつながるように、小学校との積極的な連携を深めて行きたいと考えています。

職員の育成計画と研修体制

研修計画は、保育者が直面する課題と将来に向けて必要とされる専門性をバランスよく構成していかなければなりません。研修は園内研修・外部研修・自主研修とし、その内容については職員一人一人の学ぶ意欲を引き出したいと思います。

1.職員の研修テーマ
  1. 保育理念及び方針の共通理解。
  2. 子どもの最善の利益を考慮した保育と、保護者への子育て支援の在り方。
  3. 保育計画の立案と実践記録とその評価。
2.施設長の研修テーマ
  1. 保育園の社会的責任を遂行するための専門性の向上。
  2. 自己評価や第三者評価の実施、保護者の苦情解決など問題解決手法のスキルアップ。
  3. 職員同士が相互にかかわり、自らの学ぶ意欲を高め育つための助言・援助の在り方。
3.研修の方法
  1. 園内研修:専任講師の招聘。
  2. 外部研修:各種研修へ職員を派遣。
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